2025年3月12日より、マレーシアプトラ大学（UPM）との共同研究が開始されることとなりました。
本研究は、マレーシアの気候に適したソルガムの品種改良を行い、畜産およびバイオマス産業への応用を促進することを目的としております。

（研究内容）

本共同研究では、以下の研究項目に重点を置き、持続可能な農業および産業利用の発展を目的とする。
牛用飼料としての適性向上：消化性や栄養価の向上を目指し、飼料としての利用価値を高める。
海外輸出向けのサイレージ製造技術の確立：長期保存や輸送に適用可能なサイレージの生産技術を開発する。
高糖度ソルガムの開発：バイオマス燃料および食品加工に適した品種の育成をする。

（協力の形態）

本研究では、以下の協力体制のもと、効果的な品種改良と実用化を進めてまいります。
品種改良に関する共同研究の実施：遺伝子解析や交配技術を活用し、環境適応性の高いソルガムの開発を目指す。
フィールドテストおよび実証実験の実施：実際の農地において試験栽培を行い、実用性を検証する。

※マレーシアプトラ大学（UPM）について　UPM
UPMは、農学や獣医学などの伝統的な分野に加え、科学技術や情報技術などの現代的な分野にも力を入れている世界的に評価の高い大学です。国内外から多くの学生や研究者が集まり、最先端の研究が行われています。